元うなぎ屋です。
楽器歴は学校でやったリコーダーから始まり、ギター、ベースをちょろっとやった程度の音楽歴ですw
そんなピアノのことは殆ど知らない自分が、ヤマハさんの企画でヤマハ掛川工場の工場見学に参加してきました。
もくじ
グランドピアノ製造「ヤマハ掛川工場」
ヤマハ掛川工場は、国内で唯一、ヤマハのピアノを製造している場所です。- アップライトピアノ
- グランドピアノ
アップライトピアノは2010年に「浜松の工場」から移設してきて、今は掛川でしか作っていないのだそうです。
グランドピアノは材料を切り出すところから始まって、製品が使用者の手に渡るまで「効率化が進んだ今でも」おおよそ「1年半」の歳月がかかっているんだそうです。
ヤマハピアノのふるさと掛川
国内唯一のヤマハピアノ工場ということで、ピアノ技術者養成所も備えた工場の紹介がかなりわかりやすくコンテンツにされていました。「ヤマハ掛川工場」ハーモニープラザ
最初に映像による「ヤマハ株式会社」と「ヤマハグループ」の事業紹介動画を観させていただきました。
最近はもっぱら、こちらのネットワーク機器のお世話になることが多いw
他にも「半導体事業」をされているのは知らなかった。
確かに、スマートフォンやパソコンの音源に使われたりしますね!
こちらの映像は、会場にあったアップライトピアノが映像と連動して音楽を奏でてくれました。
新東名のNEOPASA浜松にて、放映されているものと同じだそうです!
でも、途中までw → ここから先はヴァーチャルツアーではなく本当の工場見学です!
工場見学
最初にショールーム内一部の紹介100年以上前のまだ音がなる「オルガン」を初めヤマハがピアノ製造に関わるようになる歴史を説明くださいました!
こちらのピアノは思い入れの強いピアノだそうです。
ピアノ製造初期のもので、展示会でたまたま明治天皇がお気に入り。 皇居、日本の王室にて使われていたグランドピアノなんだそうです。(当時の規格で85鍵しか無い)
近代文化遺産にも認定
「YAMAHA」はその当時、社名ではなくグランドピアノについたブランド名?のようなものだったそうです。
当時は「日本楽器製造株式会社」なので鍵盤の上にも「Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kwaisha」(kwaishaの表記は当時の表記だそうですよw)
ピアノの心臓部である「アクション」
フランスのエラールという方が開発したピアノの弦を叩く「ハンマー構造」
今でも広く使われているそうです。
ここから先の見学は「撮影NG」ということで写真はありませんー
一日に製造されるピアノの数
こちらの「ヤマハ掛川工場」では、1日に製造されるピアノが- グランドピアノ 約30台
- アップライトピアノ 約50台
シーズニングは地域に合わせた湿度温度の保管庫に
シーズニングという、使用される地域に合わせた保管庫での保存天然素材を多く含むピアノには、使用される地域の「湿度・温度」で大きく性質が変わるので出荷地域に合わせた調整を行っているんだそうです。
- 日本・アジア地区(高湿度)
- アメリカ・ヨーロッパ(低湿度)
調律工程は3回
最初2回の調律工程は機械で行っているそうです。最初の調律は部材の慣らしが終わっていないため、どうしてもその後狂ってしまうため。
部材の慣らしやシーズニングを終えたピアノは人間がしっかり調律を行って、より繊細な調律を行っているという工程。
整音
整音という工程非常に繊細ですが、ピアノの弦を叩くハンマーに針をさして、硬さを調整してピアノの響きを調整する作業
ココは機械には出来ない、まさに職人ワザが響くところです。
選定
実際にグランドピアノを購入される方が、出来上がったピアノを弾き比べて音を確かめる選定室がありました!説明員の方が同じように演奏くださったのですが、最初「いや、わからないよー」って思ったんですが。
やっぱり聴き比べると違う。「いい・悪い」ではなく音の感じが少し違うんです。
ピアノは利用経年でさらに音も変わるので、そのあたりも説明して選んでもらうんだそうです〜
アップライトピアノとグランドピアノの違いは?
アコースティックピアノには「アップライトピアノ」と「グランドピアノ」がありますが、違いはカタチ以外に何があるんだろう?という質問があったので、説明員が答えてくれました。
- 音の響き
- 打鍵の回数(1秒間に打鍵できる回数がグランドピアノが2倍多い)
ハーモニープラザ ショールーム
入口入ったところにある、ショールームには珍しい楽器や最新の楽器がたくさん!小室哲哉好きの僕にはビックリ!のグランドピアノ
めちゃくちゃカッコイイ〜
ピアノ以外にも弦楽器や管楽器の展示も
最高級品のCFシリーズの展示も!
象牙のが使われている今では珍しい鍵盤のものも!
動画
エルトン・ジョンの演奏映像に合わせて、ピアノが自動で奏でられるシステム生演奏の音が映像とともに聞けるのは素晴らしい!
元うなぎ屋アイ!(感想)
- ピアノを習っている子供さんと一緒に行くと、楽器への接し方が変わるのでは?と思えるほどの丁寧な仕事ぶりでした!
- 効率化がかなり進んでいて、機械で行う部分がある一方 必ず人間がやっている作業もあって非常に手間と職人技が必要な製品なのだと感じました!
- 天然素材をふんだんに使って出来上がったピアノは、一つ一つ奏でる音が違うことも初めて知りました!
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工場見学は予約制になってます。以下のホームページより電話申し込みで見学ができます!